こんにちは、らふぃです。
本日は古い町並みが残る「嵯峨鳥居本」をご紹介します。
嵯峨鳥居本
嵯峨鳥居本(さがとりいもと)は、京都市右京区の地区名。
出典:嵯峨鳥居本 – Wikipedia
古くは「化野(あだしの)」と呼ばれ、京の人々の埋葬の地であった。現在の町並みは愛宕神社の鳥居前町として発展したもので、化野念仏寺を境に瓦屋根の町家風民家が並ぶ下地区と茅葺きの農家が多い上地区と二つの風景が共存する。
JRや嵐電の駅からおおよそ40分程度歩いたところになります。
紅葉で人気のある祇王寺や滝口寺を越えると人もまばらになるので、風光明媚なところをゆっくりと散策したい方には特にオススメします(*^^*)
化野念仏寺
風葬の地として有名です。
空海が、この地に野ざらしになっていた遺骸を埋葬して供養したのが始まりだとか。
その後法然が念仏道場を開き、名称も念仏寺となったとありますから、仏教の歴史にも深く関わりのあるところなんでしょうね。
八千体とも言われる石仏・石塔があり、これらは化野に葬られた人たちのお墓のようです。
私は恐れ多くて境内で写真は撮れませんでしたが、もし撮影される場合は、西の河原内や水子地蔵など撮影を禁止されている場所がありますのでご注意ください。
愛宕念仏寺

別名「千二百羅漢の寺」として有名です。
766年に創建された歴史あるお寺ですが、何度か荒廃を繰り返したようです。
現在の姿は昭和に入ってから復興を遂げたもので、境内にある羅漢像は一般素人の参拝者が自ら彫って奉納したものだそうですよ。

それ故に、いろんなお顔をした羅漢像があります。
じっくりと見てみると、素敵な出会いがあるかもしれませんね。
嵯峨鳥居本の風景
嵯峨鳥居本でも特に印象に残るのがこちらの「鮎の宿つたや」さんと「平野屋」さん。


いずれも江戸時代から続く歴史あるお店で、新鮮な鮎をはじめとして季節ごとに美味しいお食事が味わえますし、食事でなくても一服で寄ることもできます。
なにより嵯峨鳥居本の雰囲気を象徴するような建物が素敵すぎます。
愛宕街道ではなく、上を通る道路から見下ろした光景も素敵ですよ。
上に出るのに少し苦労しますが、ぜひこちらからの眺めも御覧ください!

清滝
さらに奥に進むと清滝トンネルがあります。抜けるとそこは清滝となります。
こちらも川沿いに古い民家が立ち並ぶ素敵な光景なのでぜひ訪れてみてください。
この地域は愛宕山愛宕神社参道となっていて、奥に進むと全国に約900社ある愛宕神社の総本社である「愛宕神社」に向かうことになります。
火伏せ・防火に霊験のある神社として知られていますが、清滝ルートでは厳しい山道を2時間歩くことになりますので、ついでに…という気持ちでは向かわないようにしましょう!
向かう場合は登山のつもりでしっかりとした装備をお願いします(_ _)
ホタルでも有名な清流とのことで、いつか泊まってみたいなと思ってるんですよね~。
嵯峨鳥居本へのアクセス
京都駅から嵐山まではJR、市バス、京都バスで向かうのが簡単です。
冒頭でも書いたように、嵯峨鳥居本までは40分ほどかかります。
体力に自信がない、時間がないといった場合はレンタサイクルの利用をオススメします。
「らんぶらレンタサイクル」「トロッコおじさんのレンタサイクル」などいくつかありますが、普通の自転車で1日1,000円前後、電動自転車でも1日1,500円前後とリーズナブルです。
おわりに
いかがだったでしょうか。私はここの町並みが大好きで、毎年のように散策しています。
どこを切り取っても写真映えするんですよね。
みなさんも嵐山を訪れる際はぜひ足を伸ばしてみてくださいね(*^^*)
コメント